インプラント治療

インプラントはできません

インプラントできません。担当医よりこのように言われてしまう場合、以下のような要因がほとんどです。

  • インプラントを埋入する部位の骨の厚みが不足している
  • インプラントを埋入する部位の骨の高さが不足している
  • 全身的疾患に問題がある
  • 術者側の技術や知識の問題

1 2の問題であれば、造骨手術、サイナスリフトの併用や傾斜埋入、ショートインプラント、ザイゴマインプラントといった方法で解決できる可能性が高いです。

造骨手術

骨の厚みや高さの問題を解決するため、インプラント埋入前に骨の移植手術を行い、手術部位の条件を整える方法です。

サイナスリフト

元来インプラントの埋入できる骨が少ない上顎臼歯部への対応として行われます。上顎臼歯部は解剖学的に上顎洞と呼ばれる構造が存在しており、歯を抜くとインプラントを埋入するスペースが無い事が多いです。サイナスリフトは上顎洞内へ骨を造成する方法です。造骨手術のひとつですのでインプラント埋入手術の前に行われることが多いです。

サイナスリフトについて

傾斜埋入法

インプラント埋入部位に骨の量が足りない場合、周囲の骨の状況を診断し、インプラントを斜めに埋入する方法です。この方法を使えば解決できる症例は多いです。

ショートインプラント

平均的なインプラントの長さは10mm前後ですが、近年は4mmから8mmまでの短いインプラントも活用されています。短くなる分、長期的な予後にはリスクが生じますが、上記の造骨手術が適応しにくい部位においても用いれる可能性があります。

ザイゴマインプラント

上顎の難症例専用のインプラントです。生まれつき上顎洞がとても大きな症例や高度に崩壊してしまった上顎臼歯部のリカバリーに非常に有効なインプラントです。また長年入れ歯を使い、上顎の骨が吸収しきってしまい、入れ歯の安定がとれなくなってしまった症例に対しても唯一対処できる手法です。

ザイゴマインプラントについて

上記の手法を用いる事でほとんどの症例はインプラントができると私たちは考えています。当院にも多くの方が、他院でインプラントを断られ来院されています。その中にはCT診断もなく、できませんと言われたケースも数多くあります。

その方々の多くが、歯がないまま放置したり、使いにくい入れ歯を使っているというのが事実です。患者の苦しみや悩みを解決する。これが医療者としての本質と考えています。そのために私たちは尽力していくつもりです。

インプラントができないと諦めているかたには、ぜひ一度ご相談していただければと思います。


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