インプラント治療

インプラント治療 Q&A

インプラント治療について、患者様からよくいただくご質問にお答えします。

インプラントの年齢制限

A.成長期のお子様にインプラント治療はおすすめしません。一般に顎骨の成長が止まる20歳前後から治療の検討をします。 ご高齢の方でも、全身的疾患がなければインプラント治療を行う事が可能です。
(当院では95歳でオールオン4治療を行った患者様がおられます)
患者様の顎骨の質と残存量および全身状態がインプラント治療の可否における重要な判断材料となります。

妊娠中のインプラント治療

A.妊婦の方も、インプラント治療を受けることはできます。ただし、インプラント治療の過程で、抗生物質や痛み止め等のお薬を使いますので、妊娠、出産に影響の出ない薬剤を選択する必要があります。基本的には出産後の治療をおすすめします。

難治性の歯周病

A.一般に歯周病と言われているのは「慢性歯周炎」です。主にプラーク(歯垢)のコントロールやブラッシング等などの歯周初期治療で抑えられる事が多いです。「侵襲性歯周炎」は特異菌の感染によるもので、慢性歯周炎とはまったく違う病気です。難治性で、一般的な慢性歯周炎の治療ではなかなか治りません。若年(20代~)に発症するのが特長で、急速に症状が悪化し、歯槽骨(歯を支える骨)が蝕まれます。ご自身の歯周病がどちらに分類されるかを把握することが歯周病治療では最も重要です。

インプラントの治療期間

A.上顎4ヵ月、下顎3ヵ月以上の治療期間をみていただきます。歯槽骨に埋め込んだインプラントがしっかりと結合されるまで、無理をせずに待つことが重要です。仮歯の期間が長い事で、インプラント失敗のリスクが増加する為、当院では、手術後1~3ヵ月以内に本歯へ移行していきますが、固いものをかめるようになるには、上記の期間を要します。症例により多少の前後があることはご理解ください。

インプラントの耐久性

A.データで確認できる事例では、50年以上経過しているケースが最長です。たとえば、膝のインプラント(人工関節)の耐用年数は10年から15年程度とされています。インプラントに使用する素材は半永久的でも、人間の体は変化しますので、何年持つか正確に予測することはできません。あくまで、患者様ごとに異なるということです。

インプラント手術時の痛み

A.当院では、無痛麻酔治療(静脈内鎮静法)を歯科麻酔専門医が行い、手術部位は局所麻酔を併用することで、手術中は痛みを感じることなく終わります。「眠っている間に終わっていた」と感じられると思います。手術後は、激痛ということはほとんどありませんが、抜歯した時と同じ程度の痛みを1週間ほど感じます。痛み止めでコントロールできる程度の痛みになります。

インプラント手術後の食事

A.固い物でなければ、手術後でも食事は可能です。手術直後は噛み合わせが安定していないので、1ヵ月程度はしっかり噛めないような感覚です。3~4ヵ月は固い物を避けて食事をしていただきます。

インプラント手術後の変化

A.どんなにインプラント治療が進化しても、新しい人工歯は元の天然歯とは違います。口の中の感覚や、口の周りの筋肉、表情など、微妙に前とは違って感じられることがあるかもしれません。ただ、それ以上に「しっかりと自分の歯で食事を味わえるようになった」、「人に歯を見られるのが嫌で口を隠していたのが、人前で笑えるようになった」、「よく噛んで食べられるせいか、体の調子も良くなった」など、前向きに生きる喜びが生まれます。


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